ナゴヤサクソフォンコンクールについて


 ナゴヤサックスフェスタが、前身のサクソフォーンフェスティバルinナゴヤから始まり、16年の年月を重ねて参りました。名古屋はいつの間にか全国でも有数の、サックス都市として盛り上がりを見せています。このムーブメントが、今度は輩出という形で世界に広がったらという思いでスタートしたのが、ナゴヤサクソフォンコンクールでした。

 私自身第1回からすべて審査をさせていただいてきましたが、回を重ねるたびにどんどん素晴らしい演奏が生まれているのを感じています。中高生の驚くべきレベル、一般アマチュア部門の計り知れないサクソフォン愛、そしてU25部門の限界を感じさせない熱い演奏は、コンクールという枠組みを超え始めました。

 第4回ではアンサンブル部門も新設され、初々しくも非常に美しいアンサンブルから超本格のアンサンブルまで、早速登場しています。

 また、このコンクールの特徴として、サクソフォンという目線だけではなく音楽というスタンダードな目線から外れぬよう、プロのオーケストラ奏者や音大の教員を務められている、サクソフォン奏者以外の特別審査員を招いていることがあげられます。

 これは我々の勉強でもあるのです。サクソフォンはやはり歴史的に新しい楽器であり、我々奏者は常に歴史を背負う音楽家に真摯に向き合う必要があります。サックス村の英雄ではなく、世界に通用する音楽家が、このナゴヤから生まれてくれることを願っています。

 

第5回ナゴヤサクソフォンコンクール運営委員長

堀江裕介